池田千恵さんの新刊
『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』
早起きの手法だけでなく、朝活の目的に立ち返り、自分はいったいどこへ向かっているのか?を考えさせられる本です。
自分がなりたい方向性へ向かうための優先順位のつけ方や、やるべきことを整理するタスク化の方法が、かなり丁寧に書かれていると感じました。
タスク管理や思考整理についての考え方が、この本のおそらく半分以上を占めています。自分がなりたい姿を実現するために、タスク管理や思考整理がいかに重要であるか、というのが分かります。
未来の自分への種まきにタスク管理を
私は、この本で出てくる
「朝1時間」で未来の自分に種をまく
という言葉が大好きです。
種まきのために行動を起こすことって、正直おっくうだし、面倒。
別にやらなくても、日々の生活に支障をきたすわけでない。
でも、自分がなりたい姿を実現するには、種まきがとっても、とっても重要!!
この本では、「種まき」タスクを取り掛かりやすくするための考え方が書かれています。
たとえば、「種まき」タスクを細かい粒まで分解する、というやり方。少しでも取り掛かりやすい状態まで分解することで、これならやれそうだ、と思えるので、少しずつ、種まきを進めることができそうです。
タスク管理でおそらく、いちばん挫折しやすいのは
いろいろタスクを考えたけれど、結局できなかった…と落ち込むからであろうと思います。
一つもやれなかったと落ち込まないように、粒を細かくして「少しでも進める」状態にしておくことや、「やれなかったこと」の意味づけを変える…等々、自己肯定感が下がらないためのケアがなされていることが印象的でした。
この本には、意味づけを変える仕掛けがところどころに散りばめられています。
どんな些細なことでも、一つひとつ意味づけを変えていくことで、少しずつ自己肯定感が高まり、積もり積もれば、人生をよりよい方向へ動かすことができるのだと思います。
さいごに
私は今、生き方を大きく変えようとしています。
今までゆっくりのんびり、暮らし重視なライフスタイルだったのを、ワーク(仕事)を楽しみ、やりたいことに貪欲にチャレンジしていく生活へとシフトしています。
朝イチでなりたい自分を先取りし、一つひとつのタスクを着実に進めていく。そんな朝の習慣を、これからも続けていきたいと思います。