なお この本には、日々、忙しさや家庭環境、人間関係に押しつぶされているけれど、自分自身を生きることを諦めたくない方が、「時間配分や優先順位を具体的にどうすれば心から望む時間を生きることができるのか」が書かれています。
時間術の本ではありますが、単に効率化を追い求めるものではありません。本当に自分が大切にしたいもの、そうでないものの見極め、取捨選択をするための考え方がぎゅっと盛り込まれています。
ついつい、相手のことを喜ばせようとしてしまって、自分のことを後回しにしてきた自分でも、ME TIMEをつくることが出来るのだ、と勇気が出てくる、お守りのような本です。
自分の時間は大切と分かっていても、ついつい、相手のことを喜ばせようとしてしまう…そんな方へ心の底からおすすめします。
序章に力強いメッセージが込められている
私は、序章が1番好きです。ここを読むだけでも、かなり勇気づけられます。
具体的な内容は、ぜひとも本を読んでいただきたいのですが…
読むたびに「相手に時間を使えるほど、私は暇ではない」ことを思い出させてくれます。
ついつい相手を優先しがちな私ですが、「本に書いてあることと自分を比較して落ち込む…」ことになりませんでした。「あなたでも大丈夫。安心して！」と寄り添ってくれる感じがありました。
これから行動を変えていけばいいんだ、と気持ちが前向き、元気になるんです。
折に触れて、何度も読み直したいと思います。
自分のためだけの時間「ME TIME」をつくるワークに取り組みたくなる
この本には、ワークに多くのページを使っています。しかも、ワークの取り組み方だけでなく、楽しんで取り組むための考え方がていねいに盛り込まれています。
たとえば、朝のME TIMEを準備するワークの中に「朝は、圧倒的にWantに忠実に過ごす」と書かれています。朝の過ごし方は1日全体に影響を及ぼすため、いい気持ちに持っていくことが大切だから、なのだそう。
そのような考え方があちこちに散りばめられているので、ワークをするつもりがない方も、ワークのページを読んでみることをおすすめします。ワークを行うことで、時間の使い方、考え方が変わるだろうな…！と想像できます。
なので、いま、私もワークを「やってみよう♪」という気持ちになっています。ワークに取り組むのが楽しみです。もし途中でくじけてしまっても、この本についていけば大丈夫、という安心感もあります。
さいごに
私もついつい相手を優先してしまうので、この本の数ページを読むだけで泣けてきました。
この本をいつも手元に置いて、自分の大切な時間の使い方を、徹底的に見直そう、と心に誓いました。
自分がなりたい姿へ向かって行動しても、ついつい、以前の自分に戻ってしまうかもしれません。でも、そのたびに、この本に戻ってこようと思います。