いつの頃からか、私はズボラで横着な人間になっていました。何をするにもおっくう、面倒なことはどんどん先送り。
私の場合は、自分にはできない、という感覚がどんどん積み重なり、諦め→無力感へとつながった結果、「ズボラで横着な人間」が出来上がったようです。
それでも、やるべきことが積み重なると、知らず知らずのうちにストレスになるもの。
今までは、ストレスを感じつつも、日常をなんとなくやり過ごしていましたが、ある日『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)を読んだことをきっかけに、自らのライフプランをあまりに楽観的に考えていたことに、危機感を感じます。(この本の感想については別途、記事にしたいと思います)
私は、将来のために大事なことを先延ばしにした結果、結局やれていない…ということに、ようやく気づいたのです。
そして、育休中の今のうちに、行動へ移そうと思いました。
今回、ちょうど同じ頃に手にとった『ズボラ習慣をリセットしたら やる気な自分が戻ってきました』から、ズボラ習慣を改善するヒントを得ました。この記事では、本の感想と、これから取り入れたい行動をまとめました。
ズボラ習慣を抜け出した後の景色を知る
著者のわたなべぽんさんも、長年ズボラ習慣から抜けだせず、ダラダラモードの毎日を過ごしていたそうです。結果、部屋はホコリだらけ、料理は適当、メイクもおしゃれもしなくなる、人間関係のトラブルを引き起こす…
この本では、著者さんが自らのズボラ行動を分析し、少しずつ行動を変えていった結果、時間と心に余裕が生まれ、暮らしを楽しめるようになるまでのストーリーが描かれています。
習慣を変えるために奮闘する姿や、ズボラ習慣を抜け出した後の景色が変わる様子が、コミックエッセイだからこそ、イメージしやすい。著者さんがとった小さな行動の積み重ねは「これなら私にもできるかも」と感じさせてくれるものでした。
すっかりズボラになってしまった私も、ズボラ習慣を抜け出した後の景色を感じてみたいと思いました。
『ズボラ習慣をリセットしたら やる気な自分が戻ってきました』を読んでよかった、3つのポイント
ズボラがどうやってできるのか、が分かった
どんな行動がズボラを引き起こしているのか、が分かりやすく示されていたのが良かったです。漫画なので、リアリティがあります。
自分もやってみたくなった
ズボラを抜け出すために著者さんがとった小さな行動は、今すぐ日常生活に取り入れられるものばかり。
結局は小さな行動の積み重ねでしかないのだ、ということを改めて感じました。
充実感を思い出させてくれた
以下の言葉が印象に残っています。
「ささいな雑用がいくつかないだけで、心がアクティブになっていく」
ズボラ習慣が改善されると、心が元気になって、仕事にもやりたいことにも打ち込める。その結果、充実感や達成感を感じられるようになるんだな、と感じました。
そういえば、私もかつて、勉強に研究に勤しみ、趣味も大いに楽しみ、たくさんの友人に囲まれ、全てが充実していてめちゃめちゃ楽しかった時代がありました。大学時代のことです。
この感覚をもって、これからの人生を過ごしてみたいと思いました。
これから行動すること
『ズボラ習慣をリセットしたら やる気な自分が戻ってきました』を読んで、これから取り入れたい行動をまとめました。
やれる時がきたら、その場ですぐやっつける
やりたいことが出来そうな時間は、ふとした瞬間にやってくるもの。
後でやろうと言わずに、「今やる!」と意識して、すぐとりかかります。
または、「やりたい」思った瞬間、十分な時間がなくても、やれるところまで着手することにします。途中で終えてしまったものは、その後もなんとなく気がかりになるので、結果、最後までやれることもあります。
今すべき、ほんの少しの作業を見逃さない
例えば、レシートを家計簿に入力することを、後でまとめてやってしまおう、と思えば、ずるずると先延ばしになり、結局数ヶ月分のレシートがたまってしまって、取り掛かるのにおっくうになります。
面倒なことに着手するとき、多少無理やりでも、気持ちを切り替える
「よーいどん!」などと声に出して、勢いよく始めることにします。
そういえば、以前どこかの本で、気持ちを切り替えるために「パン!」と手を叩く方法が紹介されていたのを思い出しました。掛け声やしぐさで切り替える方法を、取り入れようと思います。
タイマーを使って、○分以内に終わらせる!としてもいいかもしれません。
さいごに
性格は変えられないけれど、意識と行動は変えられる。
つい面倒だと感じてしまうのは、変わらないかもしれない。けれど、面倒だと感じる隙を与えないように、行動を変えることは出来る。
そうしたら、おのずと結果も変わるのだ、ということを知っておくと、なんだか、希望の光が見える感じがします。
これからは、より充実感や達成感を感じられるように、行動していきたいと思います。