この本を手に取った動機
私は実は、大きな成功を収めたいと思っています。
そのためには、現実を突き抜けて未来を引き寄せるグリット力が必要だということを学んでいたので、
書店でこの本を見つけたとき、題名がグッと目に入ってきたのです。
この本の特徴は、「やり抜く力」の原理原則を導くための数々の実験結果と考察、そして「やり抜く」人物のロールモデルがたくさん登場している、ということです。
著者が直接、それらの人物へとインタビューをしており、「やり抜く」素質をもった人物にはどんな特徴があるのか、を熱心に調べている様子が伺えます。
著者もまた、「やり抜く力」を持つ人物。自身の研究テーマ、理論を打ち出すために多大な努力を重ねているひとりなのです。
今は出来なくても、今から努力を積み重ねていけば、きっと達成できる
この本を読んで、私は一筋の希望の光が見えた心地がしました。
そこには「達成」を得るための方程式、大きな業績を上げた人物たちの生きた言葉がびっしり書かれていました。
私たちは模範となる人を前にすると、「特別な才能があるから偉業を達成できるのだ」とつい感じてしまいます。しかし、それは私たちに潜んでいる偏見の一つ。実は裏でとてつもない努力を重ねていることが見えにくくなってしまうのだ。
この本には、大きな業績を上げた人物たちが心がけていること、意識していること、など、生の声が詰まっています。
努力はけっして生易しいものではない。時には痛みをともなうこともある。達成までに時間がかかることを覚悟しないといけない。
でも、やり抜く力(努力する力)は、練習により身につけることが出来る技術であることを教えてくれました。
今はできなくても、今から努力を積み重ねていけば、きっと達成できると信じて。
自分が何を求めているか?を意識する
この本で、とくに印象に残っているのは次の言葉。
どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには頑固たる強い決意があり、それがふたつの形となって表れていた。第一に、このような模範となる人たちは、並外れて粘り強く、努力家だった。第二に、自分が何を求めているのかをよく理解していた。決意だけでなく、方向性も定まっていたということだ。
努力も大切だけれど、方向性も定まっていることが必要ということだ。
自分がこれからやろうとしていることは、人びとの幸福に貢献したいと思うか?
今はそこまで思わなくても、やり続けていくうちに、人の役にも立つという「目的」を見出すようになるとこの本には書かれている。
この情熱こそが、困難を乗り越えて目標を達成する原動力となるのだ。
まとめ やり抜けば出来ると、勇気が出てきた!
やり抜けば出来る事例をいくつも読むうちに、自分にも出来るかもしれないと、勇気が出てきました。
私もこれから最後まで諦めずに、努力を重ねていきます。