「富裕層の習慣に興味がある」「相続税について勉強したい」方だけでなく、
・富裕層のリアルから勇気をもらいたい
・お金について考えなきゃいけないけれども、現実に向き合うのが嫌で、ついつい目を背けてしまう
そんな方にぜひ読んでほしいと思います。
私はこの本から、大きな勇気をもらいました。
この本には
大きな資産を築いている富裕層の方々が
・どのような意識で生活し
・どのように働き
・どのようにお金を管理しているか
29の習慣としてまとめられています。
自分の目指す方向性につながっている
実は、この本を手に取ったいちばんの理由は、
著者である小林義崇さんの生き方、働き方が、自分の目指す方向性かもしれないと感じたからです。
小林さんは2017年に東京国税局を退局し、フリーライターに転身後
数々のメディアに執筆、ベストセラー書籍の著者、相続に関するサポート活動など、
さまざまな場面で活躍されています。
富裕層の生き方から、人生がより豊かになる可能性を感じ取り、
富裕層から学んだことを一つひとつ実践していった結果、
やりたいことをやりながらも
経済的にも豊かになっている
姿へ近づいている。
私にはそのように感じられました。
そして、その姿こそが、自分の目指す姿だと、確信に近いものを感じたのです。
富裕層の生き方に勇気をもらえる
将来に対する漠然とした不安感、自分はどうせ稼げないという感覚。
やりたいことを自由にやっていたら収入は見込めない。
自分のキャリアとお金に関しては、ずいぶんと長い間、このような感覚に悩まされてきました。
しかし、この本を読んで、意識が変わりました。
富裕層が実践していることは、きっと私にもできる、と感じられたからです。
学生時代からお金に悩まされてきた、だから最初は安定的な公務員という職業を選んだ、という著者のエピソードがあります。
国税職員を辞めてフリーライターとして独立するとき、どのような想いだったかというと、
・やりたいことをしながら、お金もしっかり稼ぐつもりでいた
・相続税調査を通じて富裕層の実態を知ったことで、独立が金銭的にも成功への足がかりになる
とのことです。
これを読んで、私はびっくりしました。
自分の考え方と逆ではないか!と。
しかし、その前に書かれている富裕層の考え方
定年のない仕事をし、健康に気をつけながら、できるだけ長く働く
富裕層が大きな富を築くために必要な考え方であると同時に、
誰もが今後、長く人生を生きていくために必要な考え方でもあります。
富裕層のリアルに触れたからこそ、
著者は、フリーランスという働き方に踏み切れたのだと思います。
自由な働き方をしたい。ゆっくりと過ごす時間を大切にしたい。でも、経済的にも諦めたくない。
これは私が最近特に感じていることです。
富裕層が実践しているように、長期的な視点を持ち、戦略的にコツコツと正しい努力を重ねる。
そうしていたら、もしかしたらできるかもしれない、と感じています。
楽しみながら、スイスイと読める
お金関連の本と聞くと、敷居が高い、難しいというイメージがありましたが、
そんなことは感じられず、とても読みやすかったです。
著者の実体験、エピソードが多く盛り込まれているので、楽しみながら、スイスイと読み進めることができました。
公的な制度に関するお話も、平易な言葉で説明されていて、これは本当にありがたいです。
さいごに
この本に書かれていることすべてが、著者が実際の経験から学ばれたことなので、よりリアリティのある言葉として感じられます。
長く人生を生きて行くためには、自分の市場価値をつねに高める努力をすること。
それだけではありませんが、私も富裕層の生き方を見習い、
戦略をしっかりと立てて、コツコツ正しい努力を重ねよう、と意識を変えさせてくれました。