なお この本には、男性がビジネス社会を生き抜く上で大事にしている「暗黙のルール」が明確に書かれている。今も男性の道徳観が中心となっているビジネス社会でうまくやっていくために、女性はこのルールと上手に付き合っていく必要がある…というものだ。
男性たちは、このルールをいくらか、家庭の中へも持ち込んでいるのかもしれない、と私は思っている。
「暗黙のルール」を家庭へ持ち込んでいる？
暗黙のルールのひとつに
実績を自慢し、自らの能力を誇示する
というのがある。
有能さを周囲に知らしめるのは、有能以上に大切である、ということを、男性たちは身をもって知っている、とのこと。自分の能力を高く見せるために、失敗したことはあまり言わず、実績をアピールする、というのだ。
ちょっとでも家事育児をやっただけで
私は家事をやっている！
私は育児をやっている！
などと声高々に主張する。
一方で、苦手なことや失敗したことは、なかなか言ってくれないので、どんなことが苦手なのか、を知るために時間がかかる。
以上は我が家で起こった事例だが、男性たちは一日の大半を過ごす社会の中で守っている「暗黙のルール」を、家庭へ持ち込むことが結構あるのかもしれない。
女性がルールを知っておくのは、いいことかもしれない
女性たちは、男性たちが知っている「暗黙のルール」を知らないことが多いと、『女性の知らない7つのルール』に書かれていた。
家庭での男性のふるまいに興ざめすることは、男性たちの「暗黙のルール」を知らないことと関係があるのかもしれない。
ということは、「暗黙のルール」があるものと知っていれば、男性の何気ないふるまいに苛立つことが少なくなるかもしれない。
さいごに
『女性の知らない7つのルール』は、ビジネス社会の中で生きようとする女性だけでなく、専業主婦など、家に長くいる女性にも役に立つのではないかと、私は思う。
どのように考え、動いているのか。男性側の視点を知っておくことで、家庭内での衝突を防ぐことができるかもしれない。
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