私は小学校に入る前から、簡単な手芸や工作など、何かを作ることが好きです。
しかし、中学校に入ってから20年の間は、手づくりがやりたくても、なかなかできない状態が続きました。
最近になってようやく、自分の作りたいペースで手づくり出来るようになりましたが、慌ただしい生活の合間に手づくりするには、工夫が必要です。
特に、「流れをつかむこと」「環境を整えること」の2つが必要だと思っています。
流れをつかむ
私は作り始めに、必要な材料や、完成するまでの流れ(工程)を、すべて紙に書いて整理しています。
作り方は、手芸本の「作り方」のページに書いてあるから、その都度見ればいいのでは…と一見思うのですが、
- 手芸本にはおおまかな作り方が書かれておらず、本に書かれていない細かな工程が隠れている
- ページの都合上、無理やり詰め込まれている感があり、パッと見てわかりにくい
- 一部の工程が、別のページに飛んでおり、あっちいったりこっちいったりするハメになる
ということがあるので、面倒でも手書きで工程を書くようにしています。
手書きで書くと、全体像が頭の中にインプットされ、各工程にとりかかる準備や次の工程の確認がスムーズになります。作りながら別のページを参照する必要がなくなり、ケアレスミスが少なくなります。
環境をつくる
作ろうかな、と思ったその瞬間に、すぐに取りかかれる仕組みづくりも重要と思います。
まず、必要な道具や材料をすぐに取れるように収納する。
私の家は狭く、机の上でミシンを踏むだけでなく、手帳を書いたり、ブログを書いたりもしています。
そのため、収納に関しては、以下の工夫をしています。
- 机の横にミシン置き場所を設置(必要な時にすぐセットできるように)
- 材料はアイテムごとに袋に入れて、吊り下げて保管(重ねて保管だと取り出しにくいし、存在を忘れてしまう)
- アイロンに使う道具、ミシンに使う道具はそれぞれ、作業場所の近くに収納
また、作業場所の周辺を常に片付けておくことも重要です。
常に片付いていると、アイロン台を置きたいときにすぐに置けるし、布を広げて裁断したいときに布をサッと広げられます。机の上が片付いているとサッとミシンを置くことができるので、スムーズに縫製へ進めます。
さいごに
手づくりだけでなく、やりたいのになかなか取りかかれないことに取り組むときには、
感覚的に、スムーズに流れるように手を動かせる状態を意図的に作る
のがいいようです。
流れをつくり、環境を整えることで、少しずつ理想の状態へ近づけるようにしています。