精油の化学を知る。アルデヒドを含有する精油の注意点

アルデヒドとは・・・

↑ピンク色で囲っている官能基を持っている化合物をいいます。これはゲラニアール。

アルデヒド基(-CHO)は、化学的に不安定で、酸化しやすい。

酸化すると、水和物やカルボン酸になります。

ちなみに、アルデヒドはIUPAC命名法では、語尾に「-al(アール)」がつくのが特徴です。

アルデヒドを含有する精油

精油の中には、アルデヒドを含むものがあります。

代表的なものは「レモングラス」

アルデヒドであるゲラニアール、ネラールをおよそ80%も含有しています。

酸化しやすいから、保管と使用期限には注意する!

レモングラスは血流を促し、筋肉の働きを高めるので、肩こりや筋肉痛によいのですが

酸化したものをつかうと、皮膚刺激を起こす可能性があります。

実は私も経験ずみです。

開封してから1年半くらい経過したレモングラスを使ってトリートメント用オイルを作り、1週間くらい塗布を続けていたら、皮膚に赤いポツポツが出来て慌てました・・・

レモングラスは、他の精油よりも、使用期間が短いです。あまり使わないのであれば、少量ずつ購入することをおすすめします。

開封したあとは、冷暗所に保管し、1年以内に使い切りましょう。

冷蔵庫に保管するのがよいでしょう。

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