夫婦そろって育休をとりました(9)「夫婦で育休」最大のメリットは、孤独を感じないこと

我が家の「夫婦で育休」は、2019年10月、夫の育休明けとともに終了しましたが、後で振り返ると、「夫婦で育休」の期間中、孤独感をほとんど感じることなく、子育てを楽しむことができたと思います。

もちろん、最初は、家族全員が毎日揃っている生活に戸惑いましたが、

夫婦でこの子を育てている、という実感は、私の心に余裕をもたらしてくれました。

頼れる人が身近にいない我が家

夫の両親も私の両親も遠方のため、頼れる人が近くにいません。近くに妹が住んでいるけれども、妹も私同様、子育てに奮闘しているため、とても頼れる状況にありません。

時々ファミリーサポートなどの制度を利用することもありますが、気軽に利用するにはハードルを感じます。

よって、全面的に夫に頼ることになるのですが、夫が長時間外で働いている間、ひとりで子どもをみている、という状況が長く続くと、孤独を感じてしまうことがありました。住んでいる所が自分になじみのない土地なので、なおさらです。

夫の育休取得により、孤独感が少なくなった

そのような状況の中、夫は子が1歳になるまでの間に、約5ヶ月の育休を申請してくれました。

最初は戸惑いが多かったものの、家族3人での生活に慣れていくうちに、それまで感じていた孤独感が薄れていったようです。(これは夫の育休開けに実感したことですが…)

どうしたらいいのかわからないとき、相談にのってくれる

初めての育児のため、これどうしたらいいのだろう?と感じる場面がたくさん出てきました。食事どうしよう?とか、どうして泣いているの?とか。些細なことを上げればキリがありません。
そんなとき、話せる人が近くにいないと、延々と悩み続けてしまうのですが、近くに相談相手がいるのはとても心強かったです。

自分の体調が悪いときに安心できる

体調に十分気をつけていても、具合が悪くなることはあります。そんなとき、日中ひとりで子を見られるのだろうか…と、とても不安になります。病院へ行くにも、子連れで行くにはハードルが高いし。

他の誰かが近くにいると、不安感がグッと少なくなります。子どものことは夫にお願いして、体調回復に専念できたのは本当にありがたかったです。

孤独を感じない、だからこそ「これからも頑張ろう」と思える

育児休業中の親は、傍から見れば、家事と育児をやっているだけに見える。でも抱えているのは、家事と育児だけじゃない。

家事と育児をやる中で、自分の感情と折り合いをつけるのに、きっとたくさんの体力気力を使っている。いろいろなことに手一杯の状況なら「よし!明日もがんばろう」なんて、なかなか思えないんです。

私も最初の頃は不安だらけで、これからも仕事をがんばろう、だなんて全然思えませんでした。

それが「夫婦で育休」の機会を得たことで、だいぶ心に余裕ができました。孤独感をほとんど感じることなく、子どものいる毎日を過ごすことで

私はひとりじゃない、何とかなる

と思えるようになったのは、本当に良かったです。

さいごに

子育てを担う親が孤独を感じなくなることは、これから生きるうえで大きな力になる、と強く感じています。

なので、家事手伝いなどの物理的なサポートだけではなく、精神的なサポート、孤独を感じさせないようにする工夫が重要だと、私は思います。

夫婦ともに育休を取るのは難しくても、極力残業をしない、夜の飲み会を断る…だけでも、だいぶ変わってくると思います。

この記事を書いた人