以前、私と喫茶店との出会いについて、幼少期の記憶を引き出して、記事にしました。
しかしその後、高校を卒業するまでは、カフェとか喫茶店へ行くことはほとんどありませんでした。習い事をたくさんしたり、部活に励んだり、勉学に励んだりしていると、そういうことに見向きもしないものです。
転機は大学時代にありました。
私のカフェデビューは札幌で
私は札幌の大学に通っていたのですが、同級生にすごくオシャレで、センスが良くて、立ち居振る舞いが素敵な同級生がいました。仮にAさんとしましょう。
私はAさんと、お友達になりたい!!とひそかに思っていて、そうしていたら、なぜだか少しずつ接点が出来て、仲良くなっていったんです。
その接点のひとつが「カフェ」でした。
Aさんはカフェ好きで、たくさんのカフェ情報を持っていたので、私は彼女から、カフェ情報がたくさん載っている雑誌を借りたり、情報交換したりしては、カフェで過ごす時間を想像しては楽しんでいました。そういう時間って楽しいですね。20歳くらいの話です。
あ~、札幌って素敵なカフェがたくさんあるんだ!!と開眼したのです。
でもこの頃はまだ、ひとりでカフェへ行く、ということがほとんどありませんでした。私の存在感が打ち消される、街中のざわついたカフェなら何とか入れたけれど、大人っぽい雰囲気だったり、静かな雰囲気だったりすると、ひとりで入るには、かなり勇気がいるもので、なかなか入れずにいました。
で、ついにAさんと一緒にカフェめぐりする機会に恵まれたのです。
いろいろ不安なことがありましたが(話が続くかとか、Aさんから嫌われないかとか、いろいろ・・・)大学の同じ学科の同級生ですから、将来のこととか、配属されたい研究室のこととか、ひたすら語りまくっていたら、それはそれは楽しくて。
その頃は、あびだるまとかFABcafeとかによく行っていましたなぁ。いちばん最初に行った「そら色のたね」は、残念ながら、閉店してしまったけれど、特別な思い出があります。
素敵なカフェにいろいろ連れて行ってもらったので、そのうちひとりでカフェに入る、というハードルがかなり低くなりました。といっても大学時代は、カフェへは友人を誘っていくことのほうが多かったんですけどね。