石けんづくりに失敗した原因を分析してみた

先日オリーブ石けんを仕込んだとき、前回石けんづくりに失敗したことを思い出したので、その原因を考えてみました。

ジェル状になってしまった原因

ジェル状になってしまった原因は、大きくは以下の2つだと思います。

・未けん化状態で型入れをしてしまった

・固まりにくい脂肪酸の割合が多かった

石けんをつくったのは9月の終わりだったけれども暑い日で、夏のように暑かった。気温は30度以上あったと思います。

当時のブログにこう書いてありました。

「気温が高かったのか、順調すぎるくらい反応が進み、反応開始から3時間くらいで型入れのタイミングになりました。」

石けんのタネがだいぶ固まり始めているように感じたのですが、もしかしたら、反応はそんなに進んでいなかったのかもしれません。

失敗レシピ大公開

当時のレシピはこうでした。

いろいろな植物油を適当にブレンドし、けん化価から必要な苛性ソーダの量を算出していました。

各植物油を構成する成分を分析してみると、以下のとおり

リノール酸の割合が多いと、石けんは固まりにくくなるそう。42%はかなり多い方。

脂肪酸の割合に偏りがあると、使いにくい石けんに

あまりにもドロドロの状態だったので、冷蔵庫で3ヶ月くらい熟成したら、なんとか固まり、一応「石けんの形」にはなりました。

しかしそれは、お湯でドロドロに溶けてしまい、実用的に乏しいものでした。

このレシピでは、オレイン酸+リノール酸で全体の70%以上を占めています。リノール酸でできた石けん、オレイン酸でできた石けんは、水に溶けやすくなります。お湯だと尚更のこと。

すでに確立されたレシピ(オリーブ石けんとか、マルセイユ石けんとか)は、出来上がりが実用的であるように脂肪酸の割合がしっかり考えられています。

しかし、この時のように適当に混ぜ合わせてしまうと、構成する脂肪酸の割合が偏ってしまい、溶けやすくなったり、固くなりすぎてしまったりするのです。

今後は気をつけます

前回はそれをまったく考慮していませんでした。反省・・・

石けんづくりに使う油を自分で考えてつくるときには、硬さと溶けやすさのバランスをとるために、脂肪酸の構成を事前に考えてから作ることにします。