子が生後9ヶ月を迎えるころ、私はまったく眠れなくなってしまった。
夜眠れるように日中動き回っても、どうにも眠れない。寝付きが悪いのではなく、まったく眠れない状態になった。
原因は「心が緊張している状態が長く続いていた」
今回の不眠症は、心の緊張が長く続いた結果だと思っている。
私の場合は、以下のような状況にあった。
- 近所に頼れる人がいない状況の中で、子育てをやっていく必要があった
- 子を育てながら、家族の生活を回していく必要があった
- 子育ての合間にキャリアの見直しをしていた
子育てだけでも大変なことなのに、通常通りに家事を回すことが加わると、かなり大変な状況になる。
一見大変そうに見えないのだが、実際はそうじゃない。予測のつかない子育ての時間割の中で、通常通りに家事を回すには、時間の使い方を工夫したり、上手に休んで臨機応変に動ける状態にしておかなければならない。
夫が通常通りの生活を送れるように、帰宅時間に合わせて夕食を準備したり、お風呂に湯を張ったりしなければならない。時間をうまくやりくりしないと生活が回らない。
自分がストレスなく生活を送らないと、子にも悪影響を与えてしまう。
加えて、子がいつ泣き出すか、いつ危険な状態になるのかわからないので、一緒にいる間は常に気が休めない。私の場合は、とくに初めての育児だったからこそ、子の様子には常に気を張っていた。うまく手抜きをすればいいものの、出来なかった。
さらには、自分の得意なことで何か活動をしないと、私は社会から切り離されてしまう、という感覚があり、子育てと家事をしているだけで時間だけが過ぎていく状況に焦りを感じていた。
いま思うと、これらのすべてが、心の緊張を生み出していたのかもしれない。子が生まれてから9ヶ月ほどずっとその調子だと、心身に支障をきたすのも無理はないな、と今は思う。
さいごに
2019年8月4日現在、不眠症は回復傾向にある。
プレッシャーとなる思考はつきまとうのが常なので、現在は、意識的にゆるめるようにしている。
今は無理せずゆったりと育児をたのしもう、と割り切って、心を休ませることの優先順位を上げたら、症状はみるみる改善していった。
緊張をゆるめるためにやっていることは、これから少しずつ、このブログで紹介できればと思う。