私を助けてくれたビリーフ
前回の続きです。
はっきり言って、あの状況で自殺をしなかったことは、奇跡だったと思う。
おそらく、以下のビリーフがあったおかげだろう。
「わたしは自殺をしてはいけない」
中学1年生のとき、隣の中学校で、同級生の男の子が、いじめを苦に自殺した。
私の中学校でも黙祷した。
みんな、その事件を心から悲しんだ。
ただただ、悲しくて。
自殺したってだれも喜ばない。そこに悲しみが残るだけだ。
そんな人生の終わり方はしたくない。
自分はそんなこと、絶対にしない。とあのとき決めたのだ。
目の前がまっくらだったころの私はどんな状態だったか?
思考面では、
- 仕事へ行くのは戦争へ行くようなものである
- いつも周りの人に見られているから、正しい行いをしないといけない。周りに合わせないといけない。
- 私はここにいるだけで迷惑なのだ。
- 私はここにいないほうがよっぽどいい。
(同時に、「年配の人はそこにいるだけでとても迷惑!」とか思ってた)
行動面では、
- 壁にものを投げつける毎日(壁が傷ついた)
- 眠気覚ましに、自分の頭をガンガン殴りつける(周囲がビックリした)
- 突然泣き出す(これも周囲がビックリ)
そして、その後
職場の誰かが私の異変に気づいたらしくて、その後、仕事の量を減らしてもらい
周囲が気づかないように、休ませてもらいました。
家に帰ったあとも、仕事のことを考えなくてもよくなった。
本当にラクになった。
家で料理をしたり、ゆっくりお風呂に浸かったり、丁寧に暮らしていくうちに
生きるってなんて素晴らしいことなんだろう!
と、日々の幸せを感じる力を取り戻した。
もっと周りを信頼していい。
もっと自分に優しくしてもいい。
そこからどんどん元気になっていったのです。
今の自分と、これからの生き方
それ以降も、人間関係が原因で落ち込むことが数回ありましたが・・
思い返せば、結局、自分が苦しむのはいつも同じパターンだなと思う。
昨年から心のことを少しずつ学び、感じる力を少しずつ思い出し、だんだん自己肯定感が高くなっている。
これまでの人生の中で、今が一番幸せだと思う。
目の前がまっくらだったあの頃の自分を思うと、今の私とは全然違うことを発見した。
でも、もっともっと、自分の命を輝かせて生きていくために、
これからも、自分の内側を探求し続ける。
そして、今までの私と同じように悩んでいる人の力になりたいと思う。
(完)